2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

職よりは住居ひとまず探してる

年の瀬ぎりぎりまで続く職や住居探し。全国の主要な公共職業安定所(ハローワーク)は三十日まで相談窓口を開いた。 「年末なんて言ってられない」「車で生活するしかない」。 窮状を訴える職を失った非正規労働者ら。 来年へささやかな希望を求め、次々に窓…

最後には叩いて直す修理法(他作)

古くなった電気製品やパソコンにその事例が多い。 数日前、私はFD保存しているデータがパソコンで開けず困った。 色々調べるがどうにもならず、ひとまず諦めて電源を切った。 しばらくして、再度同様の操作をすると見事開けた。 今までもトラブッタときは…

誘拐でイランへ二億身代金

イランで昨年十月に武装集団に誘拐された横浜国立大四年の中村聡志なかむら・さとしさん(24)が約八カ月後の今年六月に解放された事件で、日本政府が解決のための費用として「外交機密費」から約二億円相当をイラン側に支払っていたことが二十九日、分かっ…

山のゴミ地上降りればゴミの山(他作)

久し振りに面白い句だ。 「山のゴミ」を逆転させて『ゴミの山』とした発想が気に入った。 人の名前も上から読んでも下から読んでも同じという人に時々出会う。 芸能人はあえてそのようにつけたのであろうが、普通の人については親の悪趣味ではないかとも思え…

判決が減り執行増死刑

全国の地・高裁と最高裁で今年言い渡された死刑判決は二十七件で、昨年より十九件少なかったことが二十八日、共同通信の集計で分かった。 殺人と強盗が不況のどん底だった二〇〇三年をピークに減少していることを反映し、死刑判決の増加傾向が止まった形だ。…

妻が来て急に強気になる亭主(他作)

亭主が町内会の会議などで窮地に立っている場合に、手八丁口八丁の妻が来ると、この場では拳銃や鉄砲等の武器を持った気持ちになる。 家庭内ではけんか相手の妻で『一言えば十返す』うるさくて仕方がない存在でも、他人の中では強い味方になり代わるから夫婦…

滞納が最悪保険十六万

厚生年金や旧政府管掌健康保険(政管健保)の保険料を滞納している事業所が、社会保険庁の今年九月末のまとめで約十六万四千五百カ所に上ることが二十七日、分かった。 社保庁が集計を始めた二〇〇〇年以降で最悪となり、加入事業所全体の約一割を占める。 …

オレのこと乙と呼んでる契約書(他作)

作者はご不満のようだが、一般的に売買契約書や賃貸契約書では業者側を甲と表現し、お客様側を乙と表現するものである。 どうも学校時代に、成績良い人は「甲クラス」、悪い人は「乙クラス」とクラス分けされたイメージがいまだに抜けきっていないらしい。 さ…

中国で失職一万今年度

今年10月から来年3月までの間に失業したか、失業する見込みの派遣社員や期間従業員など非正規労働者が、中国地方では9671人に上ることが26日、厚生労働省の調査で分かった。 世界的な需要減を受けた自動車など大手製造業の減産の余波が中小に拡大し、前回調…

偏見の最たるものに花言葉(他作)

花言葉は一般的には心地良い言葉が多い。 例えば12月27日の誕生花「ヤツデ」は「分別」。12月26日「千両」は「冨貴」。同22日「セントポーリア」は「深窓の愛」というように。 しかし、中には花に気の毒な「花言葉」もある。 花が言葉を知らないからいいような…

景気への対策首相優先と

自民党は二十六日、麻生太郎首相(党総裁)が出席し、全国幹事長・政調会長会議を都内のホテルで開いた。 首相はあいさつで「世界中の経済不況の津波の外にいるわけではない。どう対応するかが問われている。不況から最初に脱出して、先頭に立つための予算、…

できちゃった婚をたたえる過疎の村(他作)

人口減少の歯止めをかけるためにはかかしでも雪ダルマでも良いと思っているのが過疎の村。 ましてや人間の子であれば『できちゃった結婚』であろうと村民挙げて万々歳というところだろう。 どうやら作者は『できちゃった婚』を話題にしたいらしい。 我々が結…

就学の援助五年で三割増

家庭の経済的な事情で給食費、修学旅行費などの就学援助を受ける小中学生が、中国地方で急増している。 昨年度の五県の受給者は約10万5千人。5年前より三割近く増え、広島市では児童生徒の4人に1人が援助を受ける。 派遣社員など、収入が少ない非正規労働…

生まれたら縮み始めている年齢(他作)

『縮む』のは別に生まれたての子の年齢だけではない。 仕事をするようになると上司の罵声に身が『縮み』、結婚すると、妻に財布を握られて、懐が凍えて『縮む』。 六〇歳を超えると身体検査で身長が年々『縮んでいる』ことが判明し、元々「呑みの夫婦」は妻…

十一年消費増税自公良し

自民、公明両党の幹事長、政調会長、国対委員長らは二十四日午前、都内のホテルで会談し、経済状況の好転を前提条件に、二〇一一年度からの消費税率引き上げを明記した中期プログラムを了承した。 (12月24日中国新聞抜粋) 『問題は上げ幅なんだよ国民…

うなずけばおればかり見て話す講師(ひと)(他作)

私も四年間講師をした経験があるのでこの川柳の意味はよく理解できる。 大きな欠伸をしたり眠そうに眼をこすっている受講者はどちらかといえば講師にとっては邪魔な存在。 講師としては話すことに一々うなずいてくれるのが最も嬉しい受講者。 笑わせようと思…

励ましは頑張れよりも無理すんな(他作)

先輩が後輩を激励するため『頑張れ』と一般的によく言うが、これは案外効果がない。 何故なら、『頑張れ』は使われ過ぎて言葉として陳腐化しており、あまりにも新鮮味がないから。 激励は句のごとく、「頑張れ」より「無理すんなよ」の方がはるかに効果的。 …

交戦時中に核報復をと佐藤さん

佐藤栄作首相が一九六五年一月、首相として初訪米した際のマクナマラ国防長官との会談で、中国と戦争になった場合には「米国が直ちに核による報復を行うことを期待している」と、先制使用も含めた核による即時報復を要請していたことが、二十二日付で外務省…

「筆をおく」メールの時は何と言う(他作)

この句を読んでささやかなことではあるが、私と同じように迷っている者がいるのかとおかしくもなり、自分の感覚が狂っていないことに安心感を覚えた。 私は「筆をおきます」はどう考えても抵抗感があるので最初は「キーボードを止めます」としていたが、それも…

優先は景気の予算九年度

中川昭一財務相は二十日午前の臨時閣議に二〇〇九年度予算の財務省原案を提出、各省庁に内示した。 景気への配慮を最優先し、政策経費である一般歳出を大幅拡大、自治体に配る地方交付税も増やしたため、一般会計総額は前年度当初予算比6・6%増、過去最高…

種のあるミカンに合うとなつかしい(他作)

子供の頃は正月になると兄弟で「葉ミカン」や「干し柿」を食べながらトランプやカルタで楽しく遊んだ。 現在のように飽食時代ではなく『種のある小さな葉ミカン』がすごく美味しかったように記憶している。 ミカンもブドウ同様、品種改良されてほとんど現在…

来年度国債三十三兆円

財務省は十九日の予算省議で、二〇〇九年度予算の財務省原案を決めた。 予算規模を示す一般会計総額は前年度当初予算から約五兆四千九百億円増加し、過去最高の約八十八兆五千五百億円となる。 財政投融資特別会計の積立金など「霞が関の埋蔵金」を転用し、…

旅行(たび)の価値風呂と料理でほぼ決まり(他作)

この時期ならば『湯ッタリと疲れを癒やす蟹三昧、夫婦一泊一万円で旅に出よう』という格安ツアーもある。 句のとおりある程度歳を取ると、旅が良かったかどうかは風呂と料理で決まるといっても過言ではない。 普通の人は『観光地見学』を求めて旅に出る。 超…

公住で失業受け入れ国交省

国土交通省は十八日、派遣契約の解除や解雇などで職と住居の両方を失った人を優先して、低所得者向けに整備している公営住宅で受け入れるよう求める通知を全都道府県に出した。 都道府県を通じ市区町村にも受け入れを呼び掛ける。 失職まで一定の収入があっ…

レジ待ちでガムと電池を買わされる(他作)

どこのスーパーやコンビニにもレジ待ちの列から手が届く所にガムや電池等身近で比較的安い商品を陳列している。 これは全てが、スーパー等が主婦層に仕掛けた「作戦」である。 小さいお子さん連れの若い奥さんには「ビックリマンチョコ」や「キティのヘアゴム…

大幅にたばこ増税民主党

民主党の二〇〇九年度税制改革大綱案の概要が十七日、明らかになった。 税の再配分機能を強化するため「給付つき税額控除」を導入し、低所得者には給付金を支払うとしている。 たばこ税については「健康増進目的」と明記し、大幅増税も視野に入れる。 (12月1…

大ホラを吹いて寂しい帰り道(他作)

私はホラを吹いたことはないが、自分のしたことを自慢げに語ったことは何回かある。その時は必ず後味の悪さを感じる。 そういう意味では、作者の気持ちが分かるような気がする。 『ホラ』という言葉は『ホラ貝』が語源だが、「見た目以上に大きな音が出るか…

保育園資産流用九千万

広島市中区の社会福祉法人ともえ福祉会で四月、当時の理事長が保育園の現金資産九千四百万円を私的流用した疑いがあることが十六日、分かった。 税金が大半を占める保育園運営費の一部が使われた可能性もあり、市が調査に入っている。 (12月17日中国新聞抜粋…

漢検のイメージキャラに麻生さん(他作)

国民誰でもが納得する面白い句である。 一般的に『面白い』の語には二つの意味がある。 ひとつは『思わずほのぼのとするようなユーモアあふれる面白さ』であり、他の一つは『嘲笑する面白さ』である。 麻生氏が冒頭の川柳で後者のイメージで詠まれていること…

いすゞとの連携待ったするトヨタ

トヨタ自動車が提携先のいすゞ自動車と進めていた小型車向けディーゼルエンジンの共同開発計画を凍結したことが十六日、分かった。 業績の大幅悪化を受け、研究開発費を抑制するためだ。ハイブリッド車「プリウス」を生産するため米ミシシッピ州に建設中の新…