できちゃった婚をたたえる過疎の村(他作)

人口減少の歯止めをかけるためにはかかしでも雪ダルマでも良いと思っているのが過疎の村。
ましてや人間の子であれば『できちゃった結婚』であろうと村民挙げて万々歳というところだろう。
どうやら作者は『できちゃった婚』を話題にしたいらしい。
我々が結婚する昭和四十年代は『できちゃった結婚』に世間は冷たい眼を浴びせていた。
しかし、その後二十年で時代も変り、現在ではすっかり市民権を得たようである。
現在は晩婚化しまた生涯結婚しない人が増加している状況で、親としては大変心配なことである。
我が子が結婚するかどうか分からないと考えたとき、『できちゃった結婚』なんて大変ちっぽけな問題である。
「とにかく一時も早く結婚してくれ」と祈るのが世間の親の共通した本音であろう。
昔はタブー視された『できちゃった結婚だが厚労省の統計では今や4組に1組は『できちゃった結婚』。
20−24歳の若いカップルの58%、10代のカップルでは実に81%が『婚前妊娠」しているというから、おっかなびっくりである。
結婚しないだけで『すべきことはちゃんとしている』のである
『子は遊び心配するは親ばかり』