自分史の余白へ内緒入れておく(他作)

この句を読んで疑問点が二点沸いた。
まず一点目は『内緒』と『秘密』の違い。
「内緒話」とは言うが「秘密話」とは言わない。
ということは、「内緒」とは二人から数人での秘密ごとであり「秘密」は「一人だけで心に秘めておくこと」のようだ。
二点目は、「自分史は親しい人にだけ公開する場合と全く未公開の場合とどちらが多いのだろうか」ということ。

ここまで書いて冒頭の川柳へ却って、
数人が知っている「内緒」を自分史に入れることは全く問題ないだろう。しかし、それが「秘密」だと、自分だけが心に秘めていることを人生の後半になって『自分史』の余白に書き入れて親しい人に配布するかどうかは本人の考え方次第。
『第三者自分史の余白の隙入り込めず』・・・私は私は自分史を書く積りはないが仮に書いても「内緒」や「秘密」は書かない。