父危篤何で遅いのこの電車(他作)

作者の気持ちは分りますねェ。「時間がないとき赤信号を異常に長く思う気持ち」と全く一緒。
作者は腹を立てるかも分らないが、一句詠むと
『真実を良く知っているこの電車』の状況かも知れない。
電車は一乗客の事情など知るはずもないし、知ってスピードを出して事故でも起こすと大変。
昭和48年私の母親が亡くなったとき身内への『死亡通知』は突然の死であり、悲しみを時間的に伸ばし和らげるため『危篤』として通知したようだ。
『死亡へのクッション危篤が用いられ』