2007-11-21 道筋は見えぬが首相訪中か 東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議に出席のためシンガポールを訪問中の福田康夫首相は20日、中国の温家宝首相と初めて会談した。 福田首相は訪中の時期について「極力年内、あるいは来年初め」と述べ、国会情勢を見極めながら来月中下旬に訪問したい意向を示した。 懸案となっている東シナ海のガス田開発問題は解決に向けて協力することで一致したが、実質的な進展はなかった。 会談では日中関係の現状について温首相が「重要な転換期にある。チャンスをつかみ前に進めることが必要だ」と指摘。 日米同盟とともにアジア重視を掲げる福田首相の外交姿勢に期待感を表明。