寂しいと寂しく見えるヒアシンス(他作)

植物自身は犬やネコの動物と違って感情を持たないから、我々が勝手に「楽しい」とか「寂しい」とか言っても、所詮は人間が花を見る時における感情に過ぎない。『気分まで人間様に同化せよ』とは見られる花にとっては迷惑な話。
ところで、主題の『ヒアシンス』は、水栽培の球根植物であるが、咲いた姿は派手やかでとても『寂しさ』なんか感じない。
『ヒヤシンス』の由来はギリシャ神話の美少年「ヒュアンキストス」からきている。太陽神アポロンに愛されたヒュアンキストス少年の頭に円盤がに当たって死んだとき、地に染まった草の中から1本の花が咲いたのでヒアシンスと名付けたようである。そこまで考えると寂しくもなるが、花名の由来まで知って見る人はいないだろう。
まだ、「花言葉」の方が役立つかも知れないので、参考に色別に書くと、
ピンクーしとやかなかわいらしさ
白ー心静かな愛
赤ー嫉妬
紫ー初恋のひたむきさ
濃い紫ー悲哀
黄−あなたとなら幸せ