落ち椿可憐と見る日みだらな日(他作)

椿はその形のままにどさっと散るが、山茶花は桜のように少しずつ花びらを散らすのが特徴。
山茶花の散る様子には華やかさが残るが、椿が落ちた姿は悲しさだけが漂っているように見える。
この句は『山茶花』とすべきところを誤って『椿』としたのではないか?と思う。
このままでは私は理解し難い。
しかし、男性も色々、悲嘆にくれる女性の姿を見てある種の色気を感じる人もいるというので、そんな人の作かも知れない。