尼崎再発防止道険し

107人の死者が出た尼崎JR脱線事故は25日で1年。
JR西日本は昨年5月、安全最優先の企業風土つくりを掲げた『安全性向上計画』を発表、再発防止策に取り組んできた。
山崎正夫社長は『設備面の対策は順調』と強調するが、安全意識の浸透にはまだまだ時間がかかると認める。
伯備線の保線員死傷事故やミスも相次いだ。
遺族からは『本当に事故再発を防げるのか』と不信感も多いという。
共同通信社が遺族を対象に行ったアンケートでは回答者の40%が『精神的に立ち直れない』とし、26%が『専門医や心理カウンセラーの診察を受けた』と答えたという。