2006-01-06 シャロン危機中東和平漂流か イスラエルのシャロン首相(77)が日本時間5日未明脳出血で倒れた。 首相就任から5年。 パレスチナ自治区に侵攻し、1993年の歴史的な暫定自治宣言(オスコの合意)を崩壊させた半面、占領地だったガザ地区からは一方的に撤退。 国際世論を半ば無視し、中東和平の設計図を自ら描いた「豪腕」の危機で、イスラエルだけでなく、首相を敵視しつつも現実的な交渉相手と考えるパレスチナにも衝撃が走った。 和平プロセスは当面、漂流必死だろう。