指示受けた法の範囲と食い違い

耐震強度偽装問題で、衆院国土交通委員会は14日、構造計算書を偽造した姉歯秀次一級建築士(48)ら4人を証人喚問した。姉歯建築士は、木村建設の篠塚明元東京支店長(45)を名指しし、「鉄筋量を減らすよう何度も言われた。(元支店長に法令違反の認識は)十分にあったと思う」と証言、同社側の違法な支持が偽装の原因と主張した。姉歯氏は「鉄筋量を減らせと相当のプレッシャーがあった」「葛藤はあったが、弱い自分がいた」と言っている。中国新聞社説は姉歯氏の証言を「率直で具体的」と評価している。