なんだ今日巨人の試合あったのか(他作)

今年ほど巨人の弱さ、存在感の無さが句になった年はあるまい。かって「巨人、大鵬、卵焼き」という言葉もできたほど強く国民から愛される時代もあったが、今年は早くからBクラスに甘んじている。この作者は「影無」さんだ。句と作者名を併せ読めば、意味も一読明快だ。 巨人がこう詠まれると、最下位で巨人の下にいるカープはどう詠まれるのだろうか?
山本監督には叱られそうだが、私なら「セ界の落人」というペンネームで「敵が来ぬ安住の地で小策練り」と詠むだろう。