本能に忠実なだけ他意はない さいたま なんの菅野
本能に忠実な人間ほど、人としては「自己中心的」であり「協調性」がない。
ましてや「人権感覚」など忘れて生まれてきているようである。
勿論、悪意はないから「動物に最も近い存在」だと言える。
こんな人間は介護者がなく、一人にすると世間では誰からもも相手にされない存在となる。
気を抜くと2対1になる3人 東京 木村美智子
名句だねー。
特に上の句『気を抜くと』でこの川柳が生きている。
奇数でも2人増えて「5人」になると「2対3」になるので全く問題ない。
奇数で最も嫌われるのは「3」の場合であろう。
句のように、会食する場合や旅行に行った場合など完全に話の輪に入っていないと、自分は外野席に追いやられてしまう。
以上の人間関係のほか、新幹線や飛行機の『三人掛け』の席も大変座りにくい。
『親友で集うとならぬ2対1』
逆に奇数「1」は気楽で良い。
私は一人旅が大好きだ。
「車窓や風景」を見ながら一人旅をすると『非日常の世界』に入り心洗われる。
また、おいしいものが「1個」しかない場合、甘党の奥さんは一人でパクリ。
これも「1」の良さ。
仲裁に入り2人の敵ができ 武蔵野 竹とんぼ
仲裁に入る人が真面目過ぎて「理屈」ばかり述べたと思われる。
けんかの原因は当初は筋論であってもそれが大きくなるのは,けんかの途中で「感情論」が入ってくるからである。
従ってけんかの仲裁はなかなか筋論では収まらない。両者から一目置かれている人がお互いの気持ちを掴んで仲裁に入れば一発で収まる。