総書記の回復脅威米政権

米情報機関を統括するブレア国家情報長官は十二日、「脅威」に関する二〇〇九年版報告書を発表し、約八十年前の世界大恐慌がドイツなどで国家主義台頭を招いた教訓を踏まえ「短期的には世界経済危機が米安全保障上の第一の懸念」と指摘した。
同報告がテロや大量破壊兵器ではなく、経済を最優先の安保問題と位置付けたのは初めてで、オバマ政権の危機感の深さを示した。
 地域情勢では、北朝鮮金正日キム・ジョンイル総書記が昨年八月に脳卒中とみられる健康障害で数週間にわたって身体機能が低下し執務不能状態となったが、その後は著しく回復し、今は主要な決定を下していると分析した。米情報機関が金総書記の健康状態に関するまとまった分析を公表したのは初めて。
(2月14日中国新聞ニュース抜粋)