雨の日は傘値上げするせこい店(他作)

天候なんて年中千変万化しているのに、それに伴って値を上げるとは価格表示は一体どうしているのだろうか。商品の傘を置いて『通常価格五百円、残念ながら本日は雨のため千円』とでも書いているのだろうか?
この句を読んで昔、保険のセールスマンが話した『保険なんて晴れた日に傘を売るようなものだ』という話を思い出した。
彼は『営業は何回断られるか?それが重要。たいてい100回ぐらい断られると開き直ってしまうものだが開き直る気持がないとこの仕事は続かない。ただ単に、断られたということだけに注目すると何にもならないが、なぜ断られたのかをすべて考えていくと、お客さんが本当に必要としているものが何なのかというところが次第に見えてくる。断られながらも次のアポイントが取れれば80%は成功』と、話した。