草だけでなんであんなに出る馬力(他作)

「よくもこんな発想ができるものだ」と思わず笑った。
子供の頃農耕用の「牛」を飼っていたので、「牛」でも同じことではないかと郷愁の念を抱いた。

さて、『1馬力』とはどれほどの仕事量をいうか?簡単に言えば文字通り「馬1頭分の仕事量」である。
具体的には『75kgの物を垂直に1秒間に1m持ち上げる仕事量』のこと。
ここで、なぜ『馬』かという話になると、ジェームスワットが蒸気機関車を発明した時、その能力を標準的な馬と比較した為と言われる。
たまたま馬であっただけで牛でも象でも良かったわけである。
身近な「馬」にしたのであろうが、jジェームスワットが日本人で「牛」と比較したならば、
作者は同様に、
『草だけでなんであんなに出る牛力』と詠むだろう。
『草だけで』を生かしてあっさり視点を変えて詠んでみよう。
『草だけでなんであんなに出る牛乳』