不適切不正と正しく言いたまえ(他作)

県職員等に不正があったときなど県知事等トップの記者会見の謝罪は、「このような不適切な行為を行って県民に大変ご迷惑をかけ誠に遺憾である」というように意味不明の常套句を口走り、形式的に頭だけ下げているのが現状。
私も作者同様「不正」を「不適切」と自己弁護する呼び方が大嫌いだ。
「不正」も「不適切」も同じ『クロ』だと私は信じて疑わないが、なぜ謝罪する時「不適切」と表現するのかを考えると、考えられる理由は二つ。
?県民感情を和らげるため、事務処理のミスであり、故意性はなかったと言いたい。
?記者会見時点では、事件の全容解明ができておらず、灰色であっても「不正」とは言い切れない。
いずれにしても、「不正」「不適正」「不適切」は類似した言葉である。
「不正」は過ちを認め自白した言葉であるのに対し、「不適正」「不適切」は故意性はなかったと自己弁護するとき使用する言葉だ。
職員が逮捕後も『不適切』を発する知事もいるが日本語をよく勉強して欲しいもの。