日銀に七億枚の二千円(他作)

事実を知ってビックリする句である。
発行されたとき物珍しさからやっと一度見たきりで、自ら使用したことはない。
発行2000年以降これまでの発行総枚数は8億8000万枚。
そのうち80%以上の約7億2405万枚を日銀で保管しているという。総額の『一兆四千億円』は計算すればすぐ計算可能だが、『積み上げるとどのくらいに?』と考えると想像もつかない。驚くことに『高さは約72km』になるという。
元々沖縄サミットをきっかけに製造され、ハイテク技術を駆使した偽造防止」のほか「小額支払いが便利になる」と期待されたが当初は1000円札と間違いやすいため、金融機関やスーパーなどで敬遠されたようだ。
それにしても日銀は眠った二千円札をどう処分するのであろうか?高さだけで見れば富士山が235個ほどの量である。
私が不思議に思うのは、これだけ在庫を抱えながら、発行枚数を減らしたとは言えなぜ日銀は「二千円札」を発行停止しないのか?
『日銀が誰も使わぬ金作る』