偽装とは言えないのかなウニの瓶(他作)

『偽装』が社会問題となっている今の世の中、そのような視点から見れば『偽装』と言えるかも知れない。
アルコール漬けのウニの瓶付けは、全国有数のウニの産地山口県が発祥の地。
『ウニの瓶付け』で妙に気になるのが瓶の厚さ。
これには、『ウニをきれいに見せること』と、『中味を大きく見せること』の二つの意味がある。
昭和57,58年ごろまで中瓶の中身は80gだったようだが、徐々にガラスが厚くなり今中味は70gだという。
さて、ウニの瓶の厚さの実態はコメントのとおりだが、これを今世間で流行の『偽装』と混同してよいかどうか?
購入して「少ししかなく騙されたようだ」と言うのは、よほど常識のない人。
ウニのように「この商品はこんなもの」と、誰もが常識的に理解しておりそれで長い間通用してきている場合は、『偽装』とは言えないと思う。 

ここで一句
『ウニ中味パンの値上げの真似をする』・・・パンは値上げするとき大きくし、その後徐々に小さくする。そして、大きくすることを理由に再び値上げする。その繰り返し。ウニの瓶詰め重量は今320g。今の中味70gは限りなく0gに近付くだろう。