補聴器をはずして妻とけんかする(他作)

私は補聴器をした経験がないので、補聴器をするとどの程度大きな声で聞き取れるのか分らない。
どうやら、作者の奥さんは夫婦げんかのとき、大声を上げるようだ。
冒頭の句の意味は、つぎのいずれかだろう。
1,補聴器を付けたまま妻とけんかすると大声のため鼓膜が破裂する。 
2、妻が細かいことを『グダグダ」』言うのはあえて無視して戦う。
難聴の方には申し訳ないが川柳の発想としては面白い。

ちなみに、難聴の種類は『伝音性難聴』と『感音性難聴』、両方の特徴を併せ持つ『混合性難聴』の三種類。
老人の難聴は多くの場合『混合性難聴」のようであり、補聴器をしているようだ。