割りばしを洗って食べる潔癖症(他作)

大変読者を迷わせる句である。
食前での割りばし使用を言うのか、割りばしの再使用を言うのかで読者の受け止め方は全く違ってくる。
前者で考える方が川柳としては面白いが、あまりにも例外的であり、実態としては後者の方がはるかに多いのでこちらでコメントしよう。
この場合、句は『割りばしを洗って使用の貧乏症』となる。
失礼な句だが、我が家も他のはし同様食洗器で洗って再使用しているのでご容赦を。
さて『再使用の是非』はどうだろうか?
はっきり言って『ノー』である。なぜなら、割りばしの大きなメリットは『清潔性』にあることであり、洗うと割りばしに水や洗剤が染み込み衛生上好ましくないからである。
先が四角いものより丸いものが強度が強く染み込みにくいようだ。

話を元に戻そう。『前者』の考え方を門前払いしたが、少し肯定してコメントを。
日本の割りばしの年間消費量は約250億膳。うち輸入は245億膳でそのほとんどが中国から。
中国の物を口に入れるのが危険とは身に沁みて感じたところだが、『割りばし』だって口に入れる物には違いはない。
『割りばしはよくよく洗い中国製』