独立を宣言コソボ緊張へ

一九九九年のコソボ紛争以降、国連の暫定統治下にあったセルビアコソボ自治州の議会は十七日、自治政府が提出した独立宣言案を採択、セルビアからの独立を一方的に宣言した。
コソボでは住民の約九割を占めるアルバニア系住民が独立を求め、特別自治権付与での問題解決を主張するセルビア側と対立。
両者の最終地位交渉は昨年決裂したが、米国や欧州連合(EU)の大半が独立支持に回ったため、宣言に踏み切った。