配合を全社偽る再生紙

日本郵政は十六日、グループ傘下の郵便事業会社が扱うすべての再生紙はがきで、用紙を納入する日本製紙王子製紙など納入全社が古紙配合率を偽り、郵政側が契約で規定した40%を大きく下回っていたことを明らかにした。
再生紙が使用されているのは、年賀はがき、普通に使用する通常はがきや往復はがきなど。
二○○八年用年賀はがきでは発行枚数約四十億枚のうち、約三十九億枚が偽りの配合率だった。
全体の「偽装」が長期間行われていた可能性も出ている。