美しい国は一体どうなるの(他作)

安倍首相が在任中、18年9月29日の国会所信表明から始まって19年9月12日に首相辞任を伝えるまで、お経のごとく唱え続けたのが、抽象的で訳の分らぬ『美しい国づくり』だった。
何を考えているか分らない人間でも、視点を変えると理解できることがある。それと同じで、『美しい国』もカタカナ変換して『ウツクシイクニ』として逆に読んでみよう。
最近の守屋前次官問題や地に墜ちた厚生労働省の仕事振りを見ると誰でも理解するのに時間はかからないはずである。
安倍首相は『こんな国にするぞ』とあえて「あべこべ」のことを国民に言ったのかも知れない。