いじめって職員室にもあるんです(他作)

作者は教員だろう。『いじめ』と言えば児童・生徒同士のいじめを思い浮かべるがどの社会にもある。ましてや、学校で児童・生徒に対して『いじめ』を戒める立場にある教員が、同僚の教員に対していじめを行うなんてもってのほか。冒頭の句の「職員室のいじめ」が、教師間か校長・教師間かいずれを意味するのか教師経験のない私には分らない。
どちらにしても職員室でのいじめや教師の不登校があっては学校教育を行う上での大きな阻害要因になることは間違いない。
「こどものいじめ」が大きな社会問題になっているとき、企業や役所にも表面に出ない「いじめ」が沢山あったことは確かである。2004年3月の(財)21世紀職業財団が行った上場企業約3400社の調査では「セクハラ」ありの職場44%、「パワーハラスメント」ありの職場34%という結果が出ている。
パワハラ』は直接自分を人事評価する立場にある上司が『指導』の名の元に陰湿な方法で行うことが多いので表面に出にくいのが特徴である。

私が見聞した事例をいくつか挙げると、
1、トップが毎週の幹部会議に特定の課長だけは出席させない。
2、ある課の係長会議の際、課長が特定の係長に対して『早く(降格願を)出せ』と執拗に迫る。
3、上司の意に沿わぬ処理をすると、「どこの学校を卒業しているか?」と聞き、答えると「その学校はあんたみたいな馬鹿ばっかりか?」と言う。
『幹部室部下にパワハラする上司』・・・密室はセクハラばかりではないですぞ。