カナブンが電灯(あかり)のほこり指摘する(他作)

この句を読んで情景は想像できるが『カナブン』がどんな虫か分らない。
金属光沢のある昆虫で緑色を帯びた中型のコガネムシのことのようだ。
俗称は「かなぶんぶん」とか。
最近は掃除機でこまめに掃除するから部屋は割ときれいで塵も積もっていない。掃除機がない時代は電灯の傘の上や障子の桟にほこりがよくたまったもの。電灯の下で鍋物等をしている時に限って、カナブンが電灯の上のほこりを振り落とす。
焼肉をしている時ならホコリ毎焼けばどうってことはないが、鍋物の中にほこりが混ざると感じ悪い。しかし、別に毒になる訳ではなし。
気にすれば気になるし気にしなければ全く気にならないのがほこりの存在。
ある程度年取った夫婦関係も『ほこりの存在』と同様かな?と思う。お互い深く干渉しないで、そういう関係を『誇り』として生きて行くのも幸せな人生ではないか?
『話のネタ』に変な話を。
香港では『ほこり』を原料に使用したクッキーがあるようだ。名称は『杏仁餅』で「30%ほこり配合の味のクッキー」とか?食感は綿ぼこりのようにサバサバしているという。
どんな食感か?実際自分で食べてみなくては話のネタにはならないが、こんなことまでして話のネタを作るのは真っ平御免。