相づちを打たぬお方とする電話(他作)

この句は、『相手の耳が遠い』とか『こちらの話に関心を示さない』という意味での『相づち』
を使用しており、言わば『馬耳東風』に近い意味があるようだ。
同じ『相づち』のキーワードを使って私もかって次の句が入賞した。
『相づちを聞きたく友に打ち明ける』
この句は、冒頭の句とは全く意味が異なり、自分の気持ちを相手に対して同意を求めるための
『相づち』である。
最近覚えた大事な言葉は『第三の聞き手』そして、『その大切さ』。 勿論直接の話し相手がどのように相づちを打ち対話していくかが最も大切だが、そばで聞いている第三者の聞き手の相づちやうなづき方でその場の雰囲気は全く違ったものになってくるということ。
『ボケッとは聞けない縁のない話』