ゴリ押しもサジ投げもある大相撲(他作)

最近の大相撲は乱れている。横綱朝青龍八百長問題が煙っている間に彼はモンゴルに帰国して新たなサッカー事件。
つい最近では時津風部屋の親方等による序の口力士時太山(17歳)への暴行死事件。
作者は相撲協会のこれらに対する処理を見て詠んだようだ。
『ゴリ押し』も『サジ投げ』の言葉も一般的によく使う言葉である。
『ごり押し』は、「強引に自分の考えを押し通す」の意味である。語源は魚の鮴(ゴリ)を捕えるのに、川底に筵(むしろ)を引いてそこへ鮴を追い込み、筵ごと持ち上げて捕えるもので、その様子が強引に見えるので、ついたようだ。
           
次は『サジを投げる』や『サジ加減』。これらの言葉自体は知っていても、『このサジは何のサジか?』を知っているだろうか?答は『薬を調合するためのサジ』。
『サジを投げる』とは医師が薬用のサジを投げ出すことで治療を断念することを言う。
これが転じて『物事をあきらめること』に使われるようになったとか?
語源というのは本当に面白いですね。