飽食でエンゲル係数死語となる(他作)

エンゲル係数』は40歳代以上の世代ならば誰でも知っている経済用語。
簡単に言えば「家計において食費の占める割合を%で示したもの」。この数値が高いほど生活水準は低いとされた。
しかし、現在は飽きるほど十分に食べることができる『飽食(ほうしょく)』時代。数字としてのエンゲル係数を出すことは可能だが、その数字は従来のように『生活水準を示すバロメーター』にはならない。
従ってはっきり、『死語』だと断定できるだろう。むしろ、『肥満原因係数』と読み替えそのまま使用すべきかも知れない。単身者に『君の家計はこんなに肥満原因係数が高いから肥えるのは当然じゃあないか!』というように。
『ダイエット肥満係数まず減して』
エンゲル係数』は、義務教育で十分聞いてきた話だが、最近は、耳慣れない『新エンゲル係数』という言葉がが現れたというからビックリする。
『新エンゲル係数=労働時間÷生活時間』で、数値が小さければ小さいほど生活水準は高いと言える。これは勤労者にとってゆとりある生活のためには大切な問題であり、現在の厚労省には期待できないが、今後是非取り組んでもらいたい。