コーヒーを飲もうと妻は犬に言い(自作)

初めて「今日の一句」に私の句を使用する。
実はこの句は所属する全国郵政川柳人連盟の機関紙『川柳ポスト』四月号に掲載された句である。
内容は、小犬を抱いた妻が、コーヒーを飲みたくはあるが自ら入れるのは疲れて少々大儀いので、私に入れて欲しいということ』を詠んだもの。この句が運良く選者の目に留まり図らずも『句評』の対象となった。
その評は次のとおり。
『今朝の奥さんはご機嫌斜めで隣にいるご主人を無視、わざと犬に語りかけてはいるが、本心はもう妥協の糸口・・。句の前半の語りはさらりとして、『夫に言う』心憎いばかり想像力そそる表現。うまく家庭の情景、暖かさを醸し出しています』
句でも絵でも鑑賞は見る人の自由。私の思いとこれほどのギャップにビックリ。皆さんならば冒頭の句をどう読んで頂けるでしょうか?