ウツクシイクニを下から読んでみろ(他作)

下から読むと『憎いし苦痛』。作者は「逆もまた真なり」ではなくて『逆が真なり』と言いたいようだ。
作者は、『美しい国』をカナに換えて下から読んで、作句するなど、かなりお暇な方と思われる。
単に言葉遊びだけのようであるが的を得た句であるだけに面白い。
言葉遊びではあるが、『人名』について面白い付け方を紹介してみよう。
○漫画家「小池田マヤ(こいけだまや)」・・・本名「山田佳子(やまだけいこ)」の逆読み。
○タレント「南都雄二(なんとゆうじ)」・・・ミヤコ蝶々漫才コンビを結成した当時、台本に読めない字   があるとすぐ「これ、何と言う字?」と蝶々に聞いていたことから。
○小説家「二葉亭四迷(ふたばていしめい)」・・・親に「くたばってしめェ」と言われたことから。
○小説家「馳星周」・・・香港の俳優の周星馳を逆にしたもの。
○歌手「吉幾三(よしいくぞう)」・・・「よし、行くぞ」との本人の口ぐせから。
面白い名前は小説家にどうも多いようである。
ペンネームであれば自由にどうでも付けれるが、本当の人名を眺めていると、名を付けた親の知識・教養や趣味、子に対する期待・願望が窺えるようで大変興味深い感じがする。
『名の逆に生きて大きな親不孝』