雑草も花の時期には抜くのやめ(他作)

我が家の狭い庭でもこの時期には雑草がはびこる。名は分らないがきれいな黄色の小さな花をつける雑草が毎年咲く。この雑草については花が終わるまで待っているから全く同感の句だ。
そもそも雑草とは何だろうか?
辞書には『雑草とは自然にはえる価値のない草で農作物や園芸草花以外のじゃまな草』とある。
山野草辞典など見るとタンポポ、アザミ、キランソウ等、道野辺に生えている雑草もたくさん載っており、山野草と雑草の区別はどこでするのだろうかと素朴な疑問を持つ。
要は我々が日頃草花として栽培するようになればもう雑草の域から脱したということだろうか?
雑草は「人間にとって有用でない」「一般に取るに足らない存在」と捉えられており、日本語の名称ではある種の軽蔑の意味を含んだものが用いられているのも興味深い。
動物の名前を冠すもの・・カラスウリカラスノエンドウヘビイチゴ、イヌガラシ
迷惑感を示すもの…・・・ワルナスビ
その他・・・・・・・・・・・・・ハキダメギク(掃溜菊)、へクソカズラ(屁糞蔓)、
彼らから訴えが聞こえてくるようだ。
『栽培をするなら名前変えてくれ』と。
以上『雑草』をいかにも役に立たないもののようにコメントした。
しかし、『雑草のような生命力』と言われており、雑草ほど強いものはないので決して彼らをおろそかにしてはなるまい。