介護した人をたたえる通夜の席(他作)

長い間、寝た切りの闘病生活を送った人が亡くなるとよく見る光景だ。
通夜の主人公は『故人』になるはずなのに,いつの間にか主人公の席に『介護人』が座っていることに着眼した久々の名句。
この席は誰でもが座れる席ではない。
一般的に介護した人がたたえられるのは
1、配偶者は駄目。お互いの介護をするのは当然(即離婚j時代の最近は違うかな?)。
2、実子よりも嫁及び婿
3、闘病者が頑固者又は気難しい場合

はっきり言えることは、通夜の席で『たたえられる席』に座った者は自身が闘病生活を送る身となった場合、自分の背中を見て育った子供等が恐らく『同様に介護してくれるであろう』ということ。
勿論、次の句のように冒頭の句と逆をすれば自分も同じ目にあうのはまず間違いないので十分覚悟して。
『邪険な子非難をされる通夜の席』