向井さん代理駄目だと最高裁

タレント向井亜紀さん(42)と元プロレスラー高田延彦さん(44)夫妻が代理出産で設けた双子の男児(3)の出生受理を東京都品川区に求めた裁判で、最高裁第二小法廷は23日、受理を命じた東京高裁決定を破棄、法的な実の親子関係は認められないとの決定をした。
夫妻の敗訴が確定し、出生届は受理されない。
決定理由は『代理出産で生まれた子の母は、現行の民法では出産した女性と解釈せざるを得ず、卵子を提供した場合でも母とは認められない』との初判断を示した上、『民法の想定しない事態が生じている以上、医学的観点や子の福祉などについて検討が必要であり、立法による速やかな対応が強く望まれる』と国会に法整備を促した。