球界も負けず動かす裏の金

プロ野球西武によるアマ二選手への裏金供与問題が『球春』に暗い影を落としている。
2004年、明大、一場靖弘投手(現楽天)への裏金発覚により、日本プロ野球組織(NPB)は05年に
利益供与金を一切禁ずる『倫理行動宣言』を定めた。
だが、ドラフト制度化の不明朗なカネの流れは止まっていなかった。
スター選手の大リーグ流出でフアン離れを懸念するプロ野球界は、さらにイメージを悪化させる不祥事に危機感を募らせた。
今回発覚は東京ガス木村雄太投手(21)270万円と早稲田大学野手1025万円余り。