それにネと付け足し語るのが本音(他作)

これは日常誰でもよく経験すること。話の中で『それにネ』を付け加えるのは、初めから「意識的にする場合」とそのとき思いついて「偶発的にする場合」とが考えられる。

『添え書きが本論になり書く便り』
これは私の新聞での掲載句である。印刷した年賀状の余白に書いた添え書きや、一旦書き終えた手紙に添えた『追伸』を想定して詠んだ句である。

『意識的』にせよ『偶発的』にせよ『それにネ』という付け足しは言葉なり手紙・はがきに人間の心を入れ込むことだけは間違いないようだ。
多用は煩わしくて嫌われるが、心を結ぶ道具としてたまには使ったらどうだろうか?