金とって決して礼を言わぬ医者(他作)

法人・個人病院の別を問わず収益を上げなければならない医師の立場としては『来院してもらった感謝』の気持は当然あるはず。
それを、普通のセールスマンのように「どうもありがとうございました。またよろしくお願いします」と言ういう訳にはいくまい。
私も色々病院に行ったがそういうことを言う医師には一度も出合ったことがない。
窓口で患者と金銭の授受をする受付係だって、所定の治療費を受領すると「お大事に!」と言って笑顔で患者につり銭や受領書を渡し見送るだけであり、間違っても「ありがとうございました」とは言わない。病院の受付係一年生への指導は、まずは『ありがとうございました』ではなく『お大事に』を教えることであろう。

話は全く変わるが『医師への心付けの問題』。どこの病院でも玄関等には『職員への謝礼はお断りしています』と張り紙があるが、入院や手術などでお世話になった家族にとっては『本当にいいのかどうか?』心配する人も多い。
謝礼した場合の医師の対応は色々らしいが、医師に「どう考えるか?」と聞いて、どの医師も同様に強調することは『謝礼をもらったからと言って、治療内容が変わることは絶対ない』という点だとか?
朝日新聞東京2002.11.23引用)
ちなみに、心付けは5千円から3万円相当の現金、商品券が多いとか?
受け取った場合を一句詠むと
『聞こえぬが礼を言ったぞ付け届け』