いざなぎを抜いても薄い回復感

今回の景気拡大期間が来月、戦後最長の「いざなぎ景気」を抜く見通しになった。
高度経済成長期のいざなぎと比較すると「成長率は大幅に低下。デフレ経済の中、企業がリストラで業績を回復させた半面、所得が抑制されるなど個人への還元が少ない。『リストラ景気』と言え、回復実感は薄い。持続的拡大の鍵は所得動向や米国経済の先行きなどが握っており、『最長景気は』は国内外に下振れリスクを抱える。
いざなぎ景気 57ヶ月 (1965年11月〜1970年7月)
今回の景気  58ヶ月 (2002年2月〜2006年11月)