買わないと決めたら急に楽になり〈他作)

「買う」「買わない」に限らず人間は全て「する」か「しない」かの二者択一の決断を重ねながら生きている。
難しいこともあるが、これらの決断を時間かけず早くするのが楽に生きるコツだろう。
「優柔不断」が苦しいのは勿論本人の性格もあるが、中途半端な知識ががあるばかりにあれこれ悩み、決断ができないということもあろう。

縁起でもない話だが、「結婚生活を続けるかどうか」あるいは「このまま生き続けるかどうか」ということを二者択一で選択するのは人生の中で、最も重要な問題。
しかし、現実を見ると両者とも最近「続けない」回答が多くなっているようで「離婚件数」は17年1月から10月までで約17万件。実に1000組で2組強が離婚している計算だ。「自殺件数」は16年の警察庁データでは3万2千人強の状況。
いずれも当事者は後に楽になるため選択した結果だが少なくとも「死ぬ」決断だけはしないよう。
「もう死ぬと決めたら急に楽になり」
なんて冗談でも詠まないよう。
「死んだとて後には灰が残るだけ」
と考えれば、畑の肥やしで播かれて終わり。死ぬ気にもなれぬはずだ。