靖国の参拝中止具申無視

阿南前駐中国大使が在任中の昨年の終戦記念日を前に、小泉首相に対して靖国神社参拝を中止するよう要請する公電を打っていたことが11日、関係者の話で分った。
日中関係悪化を憂慮したと見られるが、現職大使がこうした形で首相に意見具申するのは「異例」。公電は外務省を通じて首相官邸に届けられたが、小泉首相は10月17日、就任後5回目の参拝に踏み切り結果として受け入れられなかった。