ゴミの量幸せの差か老ひとり(他作)

年老いた作者が身近な生活から感じたことを率直に詠んだ名句だ。
ゴミステーションに隣接している我が家では、毎日近所の家庭から出されたゴミを見ている状況だ。
冒頭の句は一人暮らしの作者の切実な感想でもある。
処分されるゴミ袋を見ても人間の思いは色々。
私が詠むと『ゴミ袋プライベートを詰め捨てる』というところだ。ゴミ袋は市の焼却場に放り込まれ他人に中を探られることはまずないと思うが、我が家では金融機関から来た書類等は勿論、友人からの葉書にいたるまで双方の住所氏名等が分からないよう刻んでごみ袋に入れている。