第三次ベビーブームはまず来ない

1971−74年の第二次ベビーブーム期に生まれた現在30代前半女性の半数以上が、30歳までに赤ちゃんを産んでいないことが3日、厚生労働省の人口動態統計特殊報告で分かった。
厚労省は「少子化が加速度的に進み、人口減少に拍車がかかる」と分析している。
国立社会保障・人口問題研究所の金子人口動向研究部長は『団塊ジュニアの女性の半数以上が30歳までに子供を産んでいないのは、不況といった一過性の理由というより「晩婚化、晩産化」が進む先進国の流れの中にある。40歳までの出産率が急に上がるとは考えにくく、第三次べビーブームはない。」と言っている。