待ったする力士うらやましいと棋士(他作)

力士は協会から待ったしないよう厳しく言われているにもかかわらず、なんら罰則規定がないのを良いことに待ったする例が幕内でも多く見られる。
待ったは「さあ次の勝負は?」と期待に夢膨らます、ファンのタイミングを狂わすものである。
両力士とファンの波長が合って見ようとした途端、あっけない勝負で土俵を割る。
何とこんな試合が多いことか。待ったが多いのも相撲不人気の一因だ。
横綱貴乃花は「待ったが少ない」ことで有名だった。
一方プロ棋士の方は、同じ「待った」でもこんな甘ちょろいものではない。
昨年5月、銀河戦で加藤9段が阿部7段と戦ったとき、「「待った」をしたと判断され『来期の銀河戦出場停止と罰金』という厳しい処分があったようだ。
同じ「待った」でも意味は色々違う。概して言えることは「待ったはするよりしない方が良い」ことだ。
身近な例をひとつ。『見合いなど待った独りの道歩む』