誘拐は多額借金返すため

仙台の新生児誘拐事件で、身代金目的誘拐などで逮捕された衣料品販売業根元信安容疑者(54)が調べに対し「親族が光が丘スペルマン病院に別の病院からの転院を断られたことを思い出し、あの病院なら金があると思った」と供述していることが9日、分かった。
「借金が約6千万円あり、最近取立てがあった」と話していることも判明。
根元容疑者は身代金としてほぼ同額の6050万円を要求しており、仙台東署捜査本部は借金返済のためにスペルマン病院を狙ったと見て、自宅から押収した通帳を分析、借金額の確認を進めている。