政治揺れ言葉も踊るこの一年

2005年の政界は郵政民営化衆院解散・総選挙に揺れ、政治家の言葉も踊った。小泉純一郎首相ら与野党幹部が政局の節目で残した印象的な言葉を拾うと、「おれの信念だ。殺されてもいい。それぐらいの気構えでやっている」(8月6日)「こうなると変人以上だ」と衆院解散を避けるよう迫った森喜朗前首相はさじを投げた。「私がなぜ(要職ポスト)の候補に挙がるかと言うと、首相の偉大なるイエスマンだからだ」(10月30日)と武部勤自民党幹事長。「民主党を戦う集団に変えたい。原点はしがらみや既得権益にとらわれないことだ」(9月17日)と、前原誠司代表。