うつ病も抑うつになる医師の情

医師の「診断書」は絶対だと思っていたが、どうやらそうでないらしい。働いている人を診断する際、本当は「うつ病」なのに、診断書に「抑うつ状態」「心身疲弊」などと軽い症状に書き換えている医師が約9割に上ることが明らかになった。「うつ病に診断されると、職場復帰が難しくなる」という患者の立場を考慮しているという。偽って書かざるを得ない背景には「うつ病」に対する社会の根強い偏見もあるようだ。