定時への焦り死へと突っ走り

JR福知山線の死者は106人となり、戦後列車事故史上4番目の惨事となった。23歳の運転士の遺体も収容され、捜査活動も終わった。定時運行が重圧となり,速度超過は日常茶飯事になっていたと言う。JR側は『制限速度は頭に入れているはず、その範囲内で遅れの回復を求めている』と言うが、複数の運転士は『遅れが出た場合、制限速度を守っていては取り戻せない』と証言しているようだ。こういう話を聞くと,今回亡くなった23歳の運転士が痛ましくなってくる。JR西日本の幹部は夏のボーナスを全て辞退というが当然だ。徹底した再発防止策と、責任者の処分は避けられないだろう。