毛がなくて不自由なこと何もなく(他作)

『毛がないと怪我ない』とは典型的な駄洒落だが、蚊や虻(あぶ)が刺そうと止まっても「つるり」と滑り落ちるので満更駄洒落でもない。
数年前「ハゲ」をネタにした商売があったことは、記憶の片隅にあると思う。
2006年9月から公開された日本映画「ヅラ刑事〔デカ)」の入場窓口でカツラを外したら1800円の入場料が無料になるというキャンペーン。
また、米のカリフオルニアには「ハゲはただ」のレストランもあるそうだ。
要するに、ハゲは「他人からの見栄え」さえ我慢すれば、冒頭の句のとおり「自分自身何の不自由もない」のだ。
納得がいかないのは同一な理髪料金。
髪の量からすれば半分以下の料金を設定すべきだが、理容師への迷惑量も含んでいるのだろうか?