受精卵取り違えミス無報告

不妊治療患者の受精卵取り違え事故を起こした香川県立中央病院(高松市)が、ミスが判明した昨年十月以降、医療安全の向上を目的に国の制度で求められている医療事故報告を全くしていないことが二十日、分かった。
〔中略)
病院事務局によると、産婦人科の川田清弥かわだ・きよや医師(61)が病院長にミスを報告した十月三十一日以降、受精卵取り違えを医療事故として報告するかどうか、数回にわたって内部で議論。
その結果、人工中絶の処置は、報告対象とされる「明らかに誤った医療行為や管理上の問題により濃厚な処置や治療を要した事例」に該当しないと判断したという。
〔2月21日中国新聞ニュース抜粋)
『曖昧な制度病院責められず』(感想句)・・・任意で参加した香川中央病院には報告の法的義務なし。

21.2.20