煩悩が一杯あって元気です(他作)

分りやすく詠めば『心配が一杯病気にもなれず』ということだろう。
昔、近所のおばさんが「放蕩息子がいて死のうにも死ねない」と嘆いていたがそう言いながら、結局90歳まで生きた。
そういう意味では、放蕩息子は何もせず結果的に『親孝行』したかも知れない。

さて、『煩悩』とは何か?辞書によると、「人間の心身に付きまとって悩ます、全ての欲望」という。
大辞林によると、『除夜の鐘は百八煩悩を除く意味で、108回つき鳴らす』とある。
「除夜の鐘」は大晦日から元旦にかけての仏教の神聖なる儀式であり、酔いだくれてはならないのだ。