外科内科眼科も歯科もやる獣医(他作)

獣医と言えば、診療対象は犬やネコと考えるが、最近は鳥、人気の兎やネズミ類、爬虫類、魚類までさまざま。
犬やネコを一人である程度診れるようになれるには、勤勉な獣医でも最低二〜三年はかかるという。
獣医にとって最も大きな問題は、一般の医師に比較して採算性が悪いことらしい。
理由は人と動物との保険制度の違い。
人は『国民みな保険』だから、病気になれば病院に来るが、動物の場合はほとんど保険に入っていないので少々の病気では飼い主は病院に連れてこない。
従って、獣医師は割の合わない仕事ということで、難関(国内年間に千人)の獣医師国家試験に合格しても最終的に動物のお医者さんになっている人は約3割という。
他は公務員等になっている人が多いようだ。